女の一本道、東スポ一本道

一般の新聞だが、やはり有馬記念を大きく扱ってる。


逃げたダイワスカーレットが勝った。




そして、『譲れぬ女の一本道』と。これは中々味わいのある文字だ。できれば名司会玉置宏氏あたりに読んでいただきたい。
ノリはほとんど演歌だが、最近東スポ辺りが一般的になりつつあり、夕刊紙としてのユルさを越えた奇抜さを忘れかけてきている今、一般紙のスポーツ新聞的ノリは許されると思うのだ。
いや、あえて言うなら一般紙のスポーツ欄は世間が許すならスポーツ新聞のノリで伝えたいのだ。色、写真、見出し、スポーツを伝えるにあたり、勢いを表現する道具が揃っているからに違いない。そしてやはり緩やかなダシの効いた表現を使いたいのだ。



だから、譲れない女の一本道になったに違いない。



これは面白くなるだからよい。



しかし、東スポは最近つまらい。

お笑い系の記事もなんだか、『どうせ東スポだからって言われるのわかってるからさ、俺だってくだらないってわかってるけど仕方ないからさぁ』なんていう照れのようなものを感じてしまう。



バブルの崩壊以降に育った現在の大学生あたりにはひとつの特徴があるらしい。ひとつは、他の世代と比べて周りとの協調を重んじる。よって、自分がどんな風に思われているのかが最重要課題なのだそうだ。


もちろん、誰だってそういう部分もあるし必要だが、あまりに片寄るとつまらない。


今までの東スポのイメージをもし知っているなら、恥ずかしくて東スポ志望者が少ないのではないか。



そんなに周りを気にする奴に火星人襲来の記事を書けるのか。
また、オバマ次期大統領と火星人大使との秘密ゴルフ仰天スクープができないだろう。まして、仰天とか昇天なんて言葉使えないだろう。




あぁ、ここまで書いたらワタクシは疲れてしまった。



あぁ。