東スポとアサヒ芸能のような施設なんですか

よく商売では「お客様」と言う言葉を使う。


うちも「お客様」という言葉を使う。


しかし、日常生活の中で使われる我々のような身近な施設では、その言葉は合わないと思う。


対常連様に対しては常連さんで構わないし、むしろ様をつけることに抵抗を感じる。


もちろん言葉やイントネーション、表情は重要なのだろうが、私がお客さんだったら、毎日ニカニカしてる受付の風呂屋に行きたくないし、仕事柄各種営業さんと会うのだが、マニュアル通りにニカニカしながら商品説明するような営業は相手にしないようにしている。


なにしろ、そんな自分の言葉や表情、イントネーションで丁寧に喋れない本人、喋らせない会社は何だか哀しさすら感じるし、上っ面の笑顔は誰もがわかってしまうから。



結局、お客さんに究極の丁寧語を使うことが大事ではなく、お客さんの入浴という日常生活の中の細やかなイベントにあって、自分達なりのオモテナシができるかどうかなんだと思う。



丁寧語が使えるかどうかがオモテナシの基準ではなく、気の利いた会話ができるかどうかだと。




そのオモテナシは人間一人一人違うように施設によって違う。



私たちのオモテナシとは、来店される方々の命を預かっていることに対する姿勢であり、綺麗なお湯を提供することであり、おバカなイベントであり、子供達が子供逹目線で面白いと思える細やかなイベントである。


またくだらないことやってんなー。と思いながら参加していただいたり、ツッコンでいただけたら幸い。




私達のお店に来店され、イベントに参加されている方々は本当にオモシロイ方々です。



真面目なお客さんが見たら発狂します。



サウナの窓から、お客さんとり囲んでスタッフがバスタオル振り回し、何やらわめいている温浴施設なんてない。



浴室で全裸将棋大会なんてやらない。



オリジナルのマスクマンをつくって、地下タンクに住んでるなんてストーリー作らない。



浴室で神輿担ぎたいなんて言わない。










そんな事をしてきながら、早くも10周年。



さて、狭い施設でどこまでもっとお客さんを驚かせることができるのか?



そんな事を思いながら、東スポとアサヒ芸能を読みふけるのです。