勝利宣言

11月16日日曜日、忘れられない日になりそうです。





人類代表アブドーラ小林選手は静かに語りました。





一応、プロレスルールで戦います。しかし、それで収まる試合じゃないことはわかってます。






そう言って吸いかけの煙草の煙を深く吸い込み、煙草の火は乾いた音と共に真っ赤な輝きを放った。






思えば、突撃マグロから始まり羅臼からの刺客荒くれ鮭、ヒクヒク真鯛、吸い付きタコ、チョッキンロブスター、夏には二階から流し素麺とも戦った。




色んな奴が向かってきましたよ。大体いつから、僕はスーパー銭湯で戦うようになったのか?(笑)
マグロは確かに解体するくらいでかかった。新聞社も沢山来た。水槽はどこですかって聞かれましたよ。
でもね、マグロはすでに意識がなかった。氷の入った発泡スチロールから登場(笑)
何より、羅臼の刺客の鮭は意識だけじゃなく内蔵までも無かった。そして、当たり前だけど小さかった。

でも、真鯛は生きてた。口がヒクヒクしていて、危うく乳首を。。

一番の恐怖はタコ。噛みついて勝とうとしたら、魚屋さんから絶対にやめてくださいって真顔で言われた。
本当に吸い付く力が凄い。喉に吸い付かれたら死んじゃう。肩が無いからフォールできないし。結局デスマッチルールで勝ちました。

それから、ロブスターの時はじゃんけんで勝って、何故かフランスの人と乾杯した。

夏の二階から流し素麺は口で受け止めきれず灰色判定と言われたなぁ。







そう語った直後表情が変わった。
時に格闘家はイメトレをする。まさに、その時二階から流し素麺のごとく、ウナギが突撃してくる姿を思い浮かべたのだろうか。







そして、口を引き締め言った。






勝ちます。


必ず勝ちます。